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我が家の猫達の記録です。個人で出来る範囲の保護活動を行っています。

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カナガンは腎不全の猫に食べさせていいのか?

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カナガンは腎不全の猫に食べさせてもいいのか、ということについて書いていきます。
カナガンはイギリスのペットフードメーカーが作っている、グレインフリーフード(穀物不使用)です。

人が食べることができるレベルの原材料で作られており、猫達に必要な栄養をしっかり取ることが出来る高品質なキャットフードになります。

非常に優れたキャットフードですが、腎不全と診断をされた猫に食べさせることは止めておいた方がいいです。その理由をお伝えします。

腎不全とは

腎不全とは腎臓の機能が低下する病気です。腎臓は体の老廃物をろ過し尿を作る器官です。腎臓は一度悪くなると元に戻ることはありません。

猫にとって腎不全はかかりやすい病気であり、治ることがない恐ろしい病気でもあります。腎不全は少しずつ腎臓の機能が低下していくため、ほとんど気づくことが出来ません。症状が現れた時はすでに末期の状態ということも多く、治ることがないため腎機能を維持するための温存療法が主になります。

腎機能を低下させず維持するために必要なこと

腎不全と診断された猫の腎機能を維持するために必要なことは主に2つ。

1.食事療法

2.病院での投薬・治療

最近ではラプロスセミトンラなど腎臓病の薬が増えてきましたが、これらの薬を飲めば治るということではありません。腎臓機能を維持するための薬になります。

毎日の食事も今までのフードではなく腎臓病専用の療養食に変える必要があります。

普通のフードと腎臓病療養食は何が違うのかというと、一番の大きな違いは「リン」と「タンパク質」です。

リンとタンパク質がなぜ重要なのか

リンとは歯や骨、細胞を作る大事な栄養素ですが、腎不全になってしまうと余分なリンを体の外に排出することが出来なくなり、過剰なリンが腎不全を悪化させることが分かっています。

タンパク質は分解するときに非常に腎臓に負担をかけます。過剰なタンパク質は分解する際、有毒物質を発生させ尿毒症を発症させます。なので療養食フードは主原料に肉や魚が記載されていることは少ないです。

なぜカナガンは腎不全の猫にあげない方がいいのか

カナガンの材料を見てみましょう。

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原材料名:

乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、アルファルファクランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン)

成分:

祖タンパク質        37.00%

脂質            20.00%

粗繊維           1.50%

粗灰分           8.50%

水分            7.00%

オメガ6脂肪酸       2.99%

オメガ3脂肪酸       0.82%

カルシウム         1.58%

リン            1.40%

エネルギー(100gあたり)  約390kcal 

療養食フードの数値を調べてみるとタンパク質は25%~30%弱リンは0.36%くらいとなっています。

カナガンはどちらの数値も超えていますので、腎不全の猫に与えると腎臓に負担がかかってしまうことが分かります。腎臓に負担がかかるということは命を縮めることに繋がります。

なので、私は腎不全の猫には専用の「腎臓ケア療養食フード」を与えます。

腎不全の猫には「腎臓ケアの療養食フード」を与えること

腎不全と診断された猫には「腎臓ケアフード(療養食)」と記載があるキャットフードを与えてください。

療養食フードは美味しくないみたいで中々食べてくれません。沢山のメーカーから療養食フードは出ているので、病院の先生からサンプルを沢山もらって気に入るフードを見つけてあげましょう。

ちなみに我が家の子のBOSSが今腎不全で療養食フードを食べていますが、ロイヤルカナンの腎臓サポートシリーズが好きで食べさせています。他の歴代の腎不全の子達はドクターズが好きな子、ロイヤルカナンが好きな子それぞれでした。

「腎不全」「猫」「キャットフード」などで検索すると沢山の療養食フードが出てきます。

悩んだ時は病院の先生に相談すること

大事な猫ちゃんが治らない病気に罹ってしまったら飼い主として、出来る限りのことをしてあげたいということはよくわかります。

効いたと言われるものは何でも試したくなりますよね。ただ試す前に必ず担当の先生に相談してくださいね。

腎不全の猫は寒がります。暖かくなったり、夏が来てもヒーターを敷いてあげたりして常に温かくしてあげてください。